もち‐あい〔‐あひ〕【持(ち)合い】 例文一覧 3件

  1. ・・・ 入費は、町中持合いとした処で、半ば白痴で――たといそれが、実家と言う時、魔の魂が入替るとは言え――半ば狂人であるものを、肝心火の元の用心は何とする。……炭団、埋火、榾、柴を焚いて煙は揚げずとも、大切な事である。 方便な事には、杢若・・・<泉鏡花「茸の舞姫」 青空文庫>
  2. ・・・ぶらぶら歩いていると、漠然、自然と人間生活の緩漫な調和、譲り合い持ち合いという気分を感じ長閑になる。つまり、畑や電柱、アンテナなどに文明の波が柔く脈打っているため、威圧的でない程度に自然が浮き上り、一種の田園美をなしている。いつか、長崎村附・・・<宮本百合子「是は現実的な感想」 青空文庫>
  3. ・・・結婚に到ることの出来ない恋愛だったとしても、それが生活のなかに起った時には、男も女もお互いに人間としての誠意を充分持ち責任も持ち合い、矢張りその恋愛で、互いが高められて、つまりは人間というものの良さがお互いの胸に残って、そのことで別の人と結・・・<宮本百合子「女性の生活態度」 青空文庫>

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