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い‐しき【意識】 の意味

  1. [名](スル)
  1. 心が知覚を有しているときの状態。「―を取り戻す」
  1. 物事や状態に気づくこと。はっきり知ること。また、気にかけること。「勝ちを―して硬くなる」「彼女の存在を―する」
  1. 政治的、社会的関心や態度、また自覚。「―が高い」「罪の―」
  1. 心理学・哲学の用語。
  1. ㋐自分自身の精神状態の直観。
  1. ㋑自分の精神のうちに起こることの知覚。
  1. ㋒知覚・判断・感情・欲求など、すべての志向的な体験。
  1. (梵)mano-vijñānaの訳》仏語。六識八識の一。目や耳などの感覚器官が、色や声など、それぞれ別々に認識するのに対し、対象を総括して判断し分別する心の働き。第六識。

い‐しき【意識】の慣用句

  1. いしきいっぱん【意識一般】
    • (ドイツ)Bewußtsein überhaupt》カント哲学で、あらゆる経験に先立ち、それらの経験を可能にする、認識の究極的根拠としての自己意識。先験的統覚。純粋統覚。
  1. いしきしょうがい【意識障害】
  1. いしきてき【意識的】
    • [形動]自分でわかっていて、わざとするさま。故意。「―に間違った答えを書く」
  1. いしきのながれ【意識の流れ】
    • stream of consciousness》米国の心理学者W=ジェームズの用語で、とどまることなく絶えず流動していく人間の意識の動きのこと。文学上では、人間心理を解明する新しい鍵として、20世紀初頭の作家ジョイスウルフプルーストらの描写の対象となった。
  1. いしきふめい【意識不明】
    • 意識を失った状態。失神。「―の重体」
  • い‐しき【意識】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・彼は、再度の打撃をうけて僅に残っていた胸間の春風が、見る見る中に吹きつくしてしまった事を意識した。

      芥川竜之介「或日の大石内蔵助」

    • ・・・明日の授受が済むまでは、縦令永年見慣れて来た早田でも、事業のうえ、競争者の手先と思わなければならぬという意識が、父の胸にはわだかまっているのだ。

      有島武郎「親子」

    • ・・・どうして、この黒い上衣を着て、シルクハットを被った二十人の男が、この意識して、生きた目で、自分達を見ている、生きた、尋常の人間一匹を殺すことが出来よう。

      著:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ 訳:森鴎外「罪人」