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すがた【姿】 の意味

  1. 人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。「顔もいいし姿もいい」「鏡に姿を映す」「後ろ姿」
  1. 身なり。風采。「姿をやつす」「うらぶれた姿」
  1. 目に見える、人の形。存在するものとしての人。「姿をくらます」「あれっきり彼は姿を見せない」
  1. 物の、それ自体の形。「山が雲間から姿を現す」
  1. 物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。「移り行く世の姿」「主人公の成長する姿を描く」
  1. 和歌や俳句の、1首・1句に表れる趣や格調などの全体的な風体。特に、歌体。
  1. 美しい顔形の人。美人。
    • 「―の関守、京の四条は生きた花見あり」〈浮・五人女・三〉

すがた【姿】の慣用句

  1. 姿を消す
    • 見えなくなる。行方がわからなくなる。「大金を持って―・す」
    • 今まで存在した物事がすっかりなくなる。「下町情緒が―・す」
  1. すがたえ【姿絵】
    • 人の容姿を描いた絵。肖像画。人物画。
  1. すがたかたち【姿形】
    • 身なりと顔かたち。みめかたち。容姿。
  1. すがたず【姿図】
    • 建物の立面図。
    • 家具などの外観を示した図。
  1. すがたずし【姿鮨】
    • 魚の姿を崩さないように作った鮨。鮎(あゆ)・小鯛(こだい)などの骨と内臓だけを取り除いて酢(す)で締め、鮨飯の上にのせて作る。
  1. すがたつき【姿付き】
    • からだの格好。からだつき。
  1. すがたに【姿煮】
    • 魚などを、もとの姿のままくずさずに煮ること。また、その料理。
  1. すがたにんぎょう【姿人形】
    • 人の姿を生き写しにした人形。特に、美人を写した人形。
      「かの―にしがみつけるは」〈浮・一代女・三〉
  1. すがたぶね【姿舟】
    • 美人をのせた舟。
      「その人にぬれ袖の歌比丘尼(うたびくに)とて、この津に入りみだれての―」〈浮・一代女・三〉
  1. すがたまくら【姿枕】
    • 春画。枕絵(まくらえ)
      「菱川が書きしこきみのよき―を見ては、我を覚えず上気して」〈浮・一代女・一〉
  1. すがたみ【姿見】
    • 全身を映す、大型の鏡。
  1. すがたもり【姿盛(り)】
    • (たい)などの頭・尾と骨を残し、刺身にして盛りつけること。また、その料理。
  1. すがたやき【姿焼(き)】
    • 魚などを、もとの姿をくずさずに焼きあげること。また、その料理。
  • すがた【姿】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・現に目の前の香炉の火や、印度人の婆さんの姿でさえ、気味の悪い夢が薄れるように、見る見る消え失せてしまうのです。

      芥川竜之介「アグニの神」

    • ・・・が、そこいらは打寄せる波が崩れるところなので、二人はもろともに幾度も白い泡の渦巻の中に姿を隠しました。

      有島武郎「溺れかけた兄妹」

    • ・・・一刹那の後に、獄丁が側へ退いたので、フレンチが罪人を見ると、その姿が丸で変ってしまっている。

      著:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ 訳:森鴎外「罪人」