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せ‐ざい【前栽】 の意味

  1. せんざい」の撥音の無表記。
    • 「―の花、いろいろに咲き乱れたるを」〈かげろふ・上〉
  • せ‐ざい【前栽】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・縁先に垂れた簾の外には、前栽の竹むらがあるのですが、椿の油を燃やした光も、さすがにそこまでは届きません。

      芥川竜之介「俊寛」

    • ・・・ 茄子畑というは、椎森の下から一重の藪を通り抜けて、家より西北に当る裏の前栽畑。

      伊藤左千夫「野菊の墓」

    • ・・・椿岳の伝統を破った飄逸な画を鑑賞するものは先ずこの旧棲を訪うて、画房や前栽に漾う一種異様な蕭散の気分に浸らなければその画を身読する事は出来ないが、今ではバラックの仮住居で、故人を偲ぶ旧観の片影をだも認められない。

      内田魯庵「淡島椿岳」