夫 (つま) の意。稲の結実期に多く起こるので、これによって稲が実ると考えられていた》

  1. 空中電気放電によって生じる電光。また、それが雲に反映したもの。稲光 (いなびかり) 。稲魂 (いなだま) 。いなつるび。「—が走る」 秋》「—やきのふは東今日は西/其角

  1. 動作非常にすばやいことや、時間のきわめて短いことのたとえ。「—のごとく飛び去る」

  1. 稲妻形 (がた) 」の略。

  1. 稲妻折れ釘 (くぎ) 」の略。

  1. 紋所の名。1を図案化したもの。稲妻菱や四つ稲妻菱など。

  1. 《形が1に似るところから》蔵などの鍵。

    1. 「—でくゎらくゎらくゎらと蔵を明け」〈柳多留五六

  1. 1の形や輝きから》金屏風 (きんびょうぶ) のこと。

    1. 「—を拝借に行く暑い事」〈柳多留・一六〉

  1. 江戸時代、遊女などが、かんざしを多く挿していること。

    1. 「—をさせてふり向く仲の町」〈柳多留・二九〉

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出典:青空文庫

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