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ちょう‐と〔ちやう‐〕【丁と】 の意味

  1. [副]《古くは「ちょうど」》
  1. 物が強くぶつかり合うさま。また、その音を表す語。はっしと。ばしっと。「太刀を丁と打ち下ろす」
  1. 激しくにらみつけるさま。
    • 「入道相国を―にらまへて」〈平家・五〉
  1. しっかりと。がっちりと。
    • 「そなたへ引け。強くひかへよ。―取り付け」〈義経記・五〉
  1. 整然としたさま。きちんと。きっちりと。
    • 「殿上ノ小庭ニ―カシコマッテイタ」〈天草本平家・一〉
  • ちょう‐と〔ちやう‐〕【丁と】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 慌しく丁と目の前へ、一杯に十指を並べて、左右に暗を掻探ったが、遮るものは何にもない。

      泉鏡花「伊勢之巻」

    • ・・・ 紫の袖が解けると、扇子が、柳の膝に、丁と当った。

      泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」

    • ・・・ と幾度も一人で合点み、「ええ、織さん、いや、どうも、あの江戸絵ですがな、近所合壁、親類中の評判で、平吉が許へ行ったら、大黒柱より江戸絵を見い、という騒ぎで、来るほどに、集るほどに、丁と片時も落着いていた験はがあせん。

      泉鏡花「国貞えがく」