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ちり‐めん【×緬】 の意味

  1. 表面に細かいしぼのある絹織物。縦糸に撚 (よ) りのない生糸、横糸に強く撚りをかけた生糸を用いて平織りに製織したのち、ソーダをまぜた石鹸 (せっけん) 液で煮沸して縮ませ、精練したもの。

ちり‐めん【×緬】の慣用句

  1. ちりめんえ【縮緬絵】
  1. ちりめんがみ【縮緬紙】
    • 細かくしわを寄せて、縮緬のような感じにこしらえた紙。クレープペーパー。
  1. ちりめんキャベツ【縮緬キャベツ】
  1. ちりめんざこ【縮緬雑魚】
    • カタクチイワシなど、イワシの稚魚を煮干しにしたもの。しらす干し。ちりめんじゃこ。 春》
  1. ちりめんじゃこ【縮緬雑魚】
  1. ちりめんじわ【縮緬皺】
    • 縮緬のように一面に細かく寄ったしわ。
  1. ちりめんぼん【縮緬本】
    • 和紙に木版多色刷りにしたものを特殊な加工でしわを作り、布の縮緬のような手触りをもたせ、和綴じにした絵本。文章は欧文。題材は桃太郎など日本の昔話が多い。長谷川武次郎が考案し、明治18年(1885)弘文社より刊行開始。日本文化を欧米に紹介する目的で作られた。絵本のほかカレンダーなども刊行した。
  • ちり‐めん【×緬】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 階下で添乳をしていたらしい、色はくすんだが艶のある、藍と紺、縦縞の南部の袷、黒繻子の襟のなり、ふっくりとした乳房の線、幅細く寛いで、昼夜帯の暗いのに、緩く纏うた、縮緬の扱帯に蒼味のかかったは、月の影のさしたよう。

      泉鏡花「女客」

    • ・・・葱と赤と二筋を花がけにしてこれが昼過ぎに出来たので、衣服は薄お納戸の棒縞糸織の袷、薄紫の裾廻し、唐繻子の襟を掛て、赤地に白菊の半襟、緋鹿の子の腰巻、朱鷺色の扱帯をきりきりと巻いて、萌黄繻子と緋の板じめ縮緬を打合せの帯、結目を小さく、心を入れ・・・

      泉鏡花「葛飾砂子」

    • ・・・ 質の出入れ――この質では、ご新姐の蹴出し……縮緬のなぞはもう疾くにない、青地のめりんす、と短刀一口。

      泉鏡花「木の子説法」