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い‐びつ【×歪/×櫃】 の意味

  1. [名・形動]《「いいびつ(飯櫃)」の音変化》
  1. 《飯櫃が楕円形であったところから》
  1. ㋐物の形がゆがんでいること。また、そのさま。「箱が―になる」
  1. ㋑物事の状態が正常でないこと。また、そのさま。「―な社会」「人間関係が―になる」
  1. ㋐「飯櫃 (いいびつ) 」に同じ。〈日葡
  1. ㋑楕円形。小判形。いびつなり。
    • 「―なる面桶 (めんつ) にはさむ火打ち鎌/惟然」〈続猿蓑
  1. ㋒金貨・銀貨などの小判。いびつなり。
    • 「五三桐九分づつ―六十目」〈洒・知恵鑑〉

い‐びつ【×歪/×櫃】の慣用句

  1. いびつなり【歪形】
    • [名・形動]
    • いびつ2㋑」に同じ。
      「―の切溜(きりだめ)(=箱)を、大海でざぶりとゆすいで」〈鏡花・草迷宮〉
    • いびつ2㋒」に同じ。
      「望みが叶(かな)うたら、礼はきっと―でするわい」〈浄・歌祭文
  • い‐びつ【×歪/×櫃】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・皿を破り飯櫃を投ぐるは僕も亦能くせざる所なり。

      芥川竜之介「恒藤恭氏」

    • ・・・ 女房は連りに心急いて、納戸に並んだ台所口に片膝つきつつ、飯櫃を引寄せて、及腰に手桶から水を結び、効々しゅう、嬰児を腕に抱いたまま、手許も上の空で覚束なく、三ツばかり握飯。

      泉鏡花「海異記」

    • ・・・ 額の出た、頭の大きい、鼻のしゃくんだ、黄色い顔が、その長さ、大人の二倍、やがて一尺、飯櫃形の天窓にチョン髷を載せた、身の丈というほどのものはない。

      泉鏡花「国貞えがく」