[名]
  1. 晴れた朝に草の上などにみられる水滴地面物体露点以下の温度まで冷えると、大気中の水蒸気凝結して生じる。「葉に—を置く」 秋》「市人の物うちかたる—のなか/蕪村

  1. わずかなこと。「—の情け」「—の間」

  1. はかなく消えやすいこと。「断頭台の—と消える」「—の命」

  1. 狩衣 (かりぎぬ) 水干などの袖ぐくりの緒の垂れた端。

  1. 掛け物の風帯の端をとじた糸の余りを両端へ出したもの。

  1. 涙にたとえていう語。

    1. 「あはれてふ言の葉ごとに置く—は昔を恋ふる涙なりけり」〈古今・雑下〉

  1. 祝儀。心付け。

    1. 「一人に五、六両づつ—打ちければ」〈浮・好色盛衰記〉

  1. 豆板銀 (まめいたぎん) 異称

    1. 「前巾着に細かなる—を盗みためて」〈浮・一代男・一〉

[副]
  1. あとに打消しの語を伴って、それを強める気持ちを表す。少しも。まったく。「そんなこととは—知らずにいた」「彼の話を—疑わなかった」

  1. 程度がわずかであるさま。少し。ちょっと。

    1. 「—あしうもせば沈みやせむ」〈・三〇六〉

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