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と‐いき【吐息】 の意味

  1. 落胆したり、緊張がゆるんだりしたときに思わず出る息。ためいき。「ほっと―をもらす」「青息―」
  • と‐いき【吐息】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 銀灰色の靄と青い油のような川の水と、吐息のような、おぼつかない汽笛の音と、石炭船の鳶色の三角帆と、――すべてやみがたい哀愁をよび起すこれらの川のながめは、いかに自分の幼い心を、その岸に立つ楊柳の葉のごとく、おののかせたことであろう。

      芥川竜之介「大川の水」

    • ・・・ 本多子爵はこう云って、かすかな吐息を洩しながら、しばらくの間口を噤んだ。

      芥川竜之介「開化の良人」

    • ・・・その時彼女の心の上には、あらゆる経験を超越した恐怖が、…… 房子は一週間以前の記憶から、吐息と一しょに解放された。

      芥川竜之介「影」