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とう‐がらし〔タウ‐〕【唐辛子/唐芥子/蕃椒】 の意味

  1. ナス科の一年草。枝を多く出し、葉は長卵形。夏、葉の付け根に白色の5弁花をつける。実は細長く、初め緑色で秋に熟すと深紅色になる。ふつう果皮や種子の辛味が強く、香辛料や薬用にする。南アメリカの原産。日本には16世紀に伝来。南蛮船がもたらしたという。変種が多い。南蛮がらし。 秋 花=夏》「青くてもあるべきものを唐辛子/芭蕉
  • とう‐がらし〔タウ‐〕【唐辛子/唐芥子/蕃椒】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 天井裏の蕃椒は真赤だが、薄暗い納戸から、いぼ尻まきの顔を出して、「その柿かね。

      泉鏡花「小春の狐」

    • ・・・ これから、名を由之助という小山判事は、埃も立たない秋の空は水のように澄渡って、あちらこちら蕎麦の茎の西日の色、真赤な蕃椒が一団々々ある中へ、口にしたその葉巻の紫の煙を軽く吹き乱しながら、田圃道を楽しそう。

      泉鏡花「政談十二社」

    • ・・・ ふと、軒に乾した煙草の葉と、蕃椒の間に、山駕籠の煤けたのが一挺掛った藁家を見て、朽縁へどうと掛けた。

      泉鏡花「栃の実」