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あおい〔あふひ〕【×葵】 の意味

  1. ㋐アオイ科のフヨウ属・アオイ属に含まれる植物の総称。タチアオイモミジアオイトロロアオイゼニアオイフユアオイなど。 夏》
  1. ㋑アオイ科の双子葉植物の総称。温帯から熱帯にかけて分布し、75属1500種ほどある。フヨウムクゲなど。
  1. フユアオイの別名。
  1. ㋓ウマノスズクサ科のフタバアオイのこと。
  1. 紋所の名。フタバアオイを図案化したもので、種類が多い。
  1. 《徳川氏の紋が「葵巴 (あおいどもえ) 」であったところから》江戸幕府の象徴。
  1. 襲 (かさね) の色目の名。表は薄青、裏は薄紫。陰暦4月に用いた。
  1. 蕎麦 (そば) をいう女房詞
  1. 源氏物語第9巻の巻名。光源氏21歳から22歳。葵の上六条御息所 (みやすどころ) との車争い、夕霧の誕生、御息所の生き霊にとりつかれた葵の上の急逝、源氏と紫の上との結婚を描く。

あおい〔あふひ〕【×葵】の慣用句

  1. あおいがい【葵貝】
    • アオイガイ科のタコ。温・熱帯の海洋を浮遊する。雌は貝殻をもち、殻は扁平で直径10~25センチ、白色で放射状のひだがある。雄は体長約1.5センチで、殻をつくらない。かいだこ。
  1. あおいかずら【葵鬘】
    • 賀茂(かも)の祭に参列する諸役人の冠・烏帽子(えぼし)に挿し、また牛車(ぎっしゃ)のすだれなどにも掛けた飾り。葵(フタバアオイ)の葉と桂(かつら)の枝を組み合わせたものを諸鬘(もろかずら)、葵だけのものを片鬘(かたかずら)という。
  1. あおいぐさ【葵草】
  1. あおいざ【葵座】
    • (かぶと)の天辺(てへん)にある穴の外縁を覆う装飾的な重ねのいちばん下の金具。周囲が葵の葉の形をしている。葵葉(あおいば)座。
  1. あおいしもさか【葵下坂】
    • 越前福井の刀工下坂市之丞康継が製作した刀剣をいう。初代康継は徳川家の御用鍛冶職となり、刀の中子(なかご)の部分に葵紋を切ることを許されたのでこの名がある。
  1. あおいすみれ【葵菫】
    • スミレ科の多年草。山野や路傍の湿地に生える。葉は根生し、心臓形。早春、淡紫色の花を開く。ひなぶき。
  1. あおいづき【葵月】
    • 陰暦6月の異称。
  1. あおいつば【葵鍔】
    • 太刀のの一。四つ葉形で形が葵の葉に似ている。
  1. あおいどもえ【葵巴】
    • 紋所の名。葵(フタバアオイ)の葉3枚を巴形にかたどったもの。徳川氏の紋。三つ葉葵。
  1. あおいぼん【葵盆】
    • (かんな)の削り跡を残した板に、薄黄色の漆を塗った盆。
  1. あおいまつり【葵祭】
  • あおい〔あふひ〕【×葵】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・遠くは山裾にかくれてた茅屋にも、咲昇るを凌いで牡丹を高く見たのであった。

      泉鏡花「燈明之巻」

    • ・・・油会所時代に水戸の支藩の廃家の株を買って小林城三と改名し、水戸家に金千両を献上しての御紋服を拝領し、帯刀の士分に列してただの軽焼屋の主人ではなくなった。

      内田魯庵「淡島椿岳」

    • ・・・「おお、五体は宙を飛んで行く、これぞ甲賀流飛行の術、宙を飛んで注進の、信州上田へ一足飛び、飛ぶは木の葉か沈むは石田か、徳川の流れに泛んだ、を目掛けて、丁と飛ばした石田が三成、千成瓢箪押し立てりゃ、天下分け目の大いくさ、月は東に日は西に・・・

      織田作之助「猿飛佐助」