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なお〔なほ〕【猶/尚】 の意味

  1. [副]
  1. 以前の状態がそのまま続いているさま。相変わらず。やはり。まだ。「今も猶健在だ」「昼猶暗い」
  1. 状態や程度がいちだんと進むさま。さらに。もっと。いっそう。「君が来てくれれば猶都合がいい」「会えば別れが猶つらい」
  1. 現にある物事に付け加えるべきものがあるさま。「猶検討の余地がある」「猶10日の猶予がほしい」
  1. (あとに「ごとし」を伴って)ちょうど。あたかも。「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」
    • 「御首は敷皮の上に落ちて、質 (むくろ) は―坐せるが如し」〈太平記・二〉
  1. [接]ある話の終わったあとで、さらに別のことを言い添えるのに用いる語。「猶詳しくは後便にて申し上げます」

なお〔なほ〕【猶/尚】の慣用句

  1. 猶あらじ
    • このままでは終わらすまい。このままでは済まされない。
      「うち嘆きて―◦じに弘徽殿の細殿に立ち寄り給へれば」〈・花宴〉
  • なお〔なほ〕【猶/尚】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・まして、余人は更の事でございます。

      芥川竜之介「或日の大石内蔵助」

    • ・・・僕はただかの自ら敬虔の情を禁じあたわざるがごとき、微妙なる音調をしとするものである。

      泉鏡花「おばけずきのいわれ少々と処女作」

    • ・・・ 強いて頭を空虚に、眼を閉じてもなかなか眠れない、地に響くような波の音が、物を考えまいとするだけ強く聞える。

      伊藤左千夫「浜菊」