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なり

  1. [助動][なら|なり・に|なり|なる|なれ|なれ]《格助詞「に」+ラ変動詞「あり」の音変化》体言および体言に準じるもの、活用語の連体形、形容動詞の語幹、助詞「と」「て」「ば」などに付く。
  1. 断定の意を表す。…だ。…である。
    • 「そのとき、右の馬の頭 (かみ) なりける人を常に率 (ゐ) ておはしましけり」〈伊勢・八二〉
  1. (主に連体形「なる」の形で)存在の判断を表す。…にある。…にいる。…にあたる。
    • 「小諸なる古城のほとり雲白く遊子悲しむ」〈藤村・千曲川旅情の歌〉
「さるべき故ありて東山なる所へ移ろふ」〈更級
  1. (多く根拠を示す語を伴い文末に用いて)事柄を説き示す意を表す。…のである。…からである。
    • 「都へと思ふを物の悲しきは帰らぬ人のあればなりけり」〈土佐
  1. (人や物などに付いて)「という」の意を表す。→たり
    • 「顔回なる者あり。学を好む」〈論語・雍也 (ようや) 〉
  1. [補説]連体形「なる」は室町時代に「な」となり、口語の助動詞「だ」の連体形に、未然形「なら」は同じく仮定形に用いられるようになった。4は漢文訓読からの用法。また終止形を「也」と書いて、「金参万円也」のように、証書などで金額にそれ以下の数字がないことを示すのに用いる。