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あお‐た〔あを‐〕【青田】 の意味

  1. 稲の苗が生育して青々としている田。また、まだ稲の実っていない7月下旬ごろの田。 夏》「山々を低く覚ゆる青田かな/蕪村」→黒田 (くろた) 白田 (しろた) 

あお‐た〔あを‐〕【青田】の慣用句

  1. あおたうり【青田売り】
    • 稲の収穫前に、その田の収穫量を見越して先売りすること。 夏》「せんすべもなくてわらへり―/楸邨
  1. あおたがい【青田買い】
    • 稲の収穫前に、その田の収穫量を見越して先買いすること。
    • 企業が人材確保のため、卒業予定の学生の採用を早くから内定すること。卒業前の学生を実る前の稲に、能力を収穫量にたとえた語。

    • [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「青田買い」と「青田刈り」について、どちらの言い方を使うか尋ねたところ、次のような結果が出た。
       平成16年度調査平成26年度調査
      青田買い
      (本来の言い方とされる)
      29.1パーセント47.4パーセント
      青田刈り
      (本来の言い方ではない)
      34.2パーセント31.9パーセント
  1. あおたがり【青田刈(り)】
    • 稲が未熟なうちに刈り取ること。
  1. あおたばいばい【青田売買】
  • あお‐た〔あを‐〕【青田】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 二人はあたりを眺めながら、青田の間を歩いて行った。

      芥川竜之介「金将軍」

    • ・・・「ある時石川郡市川村の青田へ丹頂の鶴群れ下れるよし、御鳥見役より御鷹部屋へ御注進になり、若年寄より直接言上に及びければ、上様には御満悦に思召され、翌朝卯の刻御供揃い相済み、市川村へ御成りあり。

      芥川竜之介「三右衛門の罪」

    • ・・・       二 畠一帯、真桑瓜が名産で、この水あるがためか、巨石の瓜は銀色だと言う……瓜畠がずッと続いて、やがて蓮池になる……それからは皆青田で。

      泉鏡花「瓜の涙」