1. 糸を束ねて、先端を散らし垂らしたもの。「帽子の—」

  1. 花や実が群がり生じて垂れているもの。フジの花、ブドウの実など。

  1. 袋の形になってついているもの。ミカンの内果皮など。

  1. 身分の高い人をたすけて事を処理すること。また、その人。ほさ。

    1. 朝敵の最一、武家の—たりしかども」〈太平記・一一〉

  1. 関白異称

[副]《房のように多くのものが集まっているところからか》たくさん。一説に、みな、すべての意とも。
    1. 「射目 (いめ) 立てて跡見 (とみ) の岡辺のなでしこが花—手折り我 (わ) は持ちて行く奈良人のため」〈・一五四九〉

[形動ナリ]多いさま。おびただしいさま。
    1. 「馬どもなど、—に引き散らかいて、騒ぐ」〈かげろふ・中〉

出典:青空文庫

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