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ぶん‐か〔‐クワ〕【分化】 の意味

  1. [名](スル)
  1. 単一なものが進歩・発展するにつれて複雑に分かれていくこと。細分化。
  1. 社会事象が単純なものから複雑なものへと分かれ、組織などが分岐発展すること。
  1. 生物の細胞・組織・器官の形態や機能が特殊化し、特異性が確立していくこと。

ぶん‐か〔‐クワ〕【分化】の慣用句

  1. ぶんかぜんのうせい【分化全能性】
    • totipotency細胞が、個体を形成するあらゆる種類の細胞に分化できること。全能性。
  1. ぶんかたのうせい【分化多能性】
    • multipotency体細胞分化する前の細胞が、生体を構成する多様な種類の細胞に分化する能力。生物学では特に、神経・血液・皮膚など特定の系統の中で多様な種類の細胞に分化する能力をいう。多能性。一般には、「万能性」とも。→分化全能性分化万能性
    • [補説]生物学では、多能性・万能性・全能性などの用語を区別して用い、胎盤などの胚体外組織を含む生体のあらゆる種類の細胞に分化できることを「全能性」、胚体外組織以外の生体のあらゆる種類の細胞に分化できることを「万能性」という。→幹細胞
  1. ぶんかのう【分化能】
    • 細胞が、異なる種類の細胞に分化する能力。
  1. ぶんかばんのうせい【分化万能性】
  • ぶん‐か〔‐クワ〕【分化】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・そうしてさらに詳しくいえば、純粋自然主義はじつに反省の形において他の一方から分化したものであったのである。

      石川啄木「時代閉塞の現状」

    • ・・・あひるの場合でもやはりいわゆる年ごろにならないと、雌雄の差による内分泌の分化が起こらないために、その性的差別に相当する外貌上の区別が判然と分化しないものと見える。

      寺田寅彦「あひると猿」

    • ・・・ ともかくも人間の物を考える考え方の形式は科学以前から存在し発達し分化して来たものであって、その一部の屋庇の下に現在の科学が発達した。

      寺田寅彦「科学と文学」