回し／廻し（まわし）とは？意味・読み方・使い方

ブックマークへ登録

まわし〔まはし〕【回し／^×廻し】
の解説

１回すこと。回転させること。「皿—」「ねじ—」

２人や物、また物事を、順に移したり送ったりすること。「患者のたらい—」「返済を翌月—にする」「後—」

３からだに巻いたり、まとい着けたりするもの。
1. ㋐ふんどし。特に、力士が腰に着ける締め込み。
2. ㋑「化粧回し」に同じ。
3. ㋒「二重回し」に同じ。《季冬》

４遊女が複数の客をかけもちでとること。

５金銭のやりくり。また、利益の上がるように金銭を運用すること。
1. 「米の売り様、金銀の—をだに心得たらば、召し抱へられん」〈仮・浮世物語・一〉

６会合などを輪番で行うこと。
1. 「言ひ合はせて随意講の—始まれり」〈咄・醒睡笑・六〉

７上方で、私娼である白人 (はくじん) の元締め。
1. 「元は牢人衆の娘御達とやら、と早偲ばしく詞残して、—が方へ走り行き」〈浮・禁短気・三〉

８「回し方」の略。
1. 「あっちらの大尽がやけを起こして、やり手や—を呼んで」〈黄・艶気樺焼〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

回しのカテゴリ情報

出典：デジタル大辞泉（小学館）

［生活］の言葉

［スポーツ］の言葉

［ファッション］の言葉

［季語］の言葉

［冬］の季語

［生活］の季語

回しの前後の言葉

回しの例文(35)

出典：青空文庫

･･･歩行き過ぎてから、大廻しに楫棒を店の前へ下した。さすがに慎太郎に･･･芥川竜之介「お律と子等と」
･･･をめったやたらにふり回した。それがぼくの手にさわったらぐしょぐし･･･有島武郎「火事とポチ」
･･･、累って敷く礁を削り廻しに、漁師が、天然の生簀、生船がまえにして･･･泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」

もっと調べる

新着ワード

goo辞書とは

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典（国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など）と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。