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みだり【乱り/妄り/×猥り/濫り/漫り】 の意味

  1. [形動][文][ナリ]《五段活用動詞「みだ(乱)る」の連用形から》
  1. 秩序を無視するさま。自分勝手であるさま。「―に高山植物を採取する」
  1. 軽率に、また、度を過ごして物事をするさま。むやみやたら。「―な言動は慎みなさい」「―に金を遣う」
  1. みだら」に同じ。〈和英語林集成
  1. 道理に反するさま。筋道が通らぬさま。
    • 「国の成敗―なるによりて」〈太平記・三八〉

みだり【乱り/妄り/×猥り/濫り/漫り】の慣用句

  1. 乱りに与うるは物を溝壑に遺棄するに如かず
    • 《「説苑」立節から》理由もなく人に物を与えるのは、谷間の流れに捨てるのよりもよくないことである。孔子の孫の子思の言葉とされる。
  1. みだりあし【乱り足/乱り脚】
    • 疲れたり病気になったりしてふらふらする足。
      「御中道のほど、―こそ痛からめ」〈・椎本〉
  1. みだりあしのけ【乱り脚の気】
  1. みだりがお【乱り顔】
    • [名・形動ナリ]取り乱した顔つき。また、その顔つきであるさま。
      「いささか―なるを」〈・蜻蛉〉
  1. みだりがき【乱り書(き)】
  1. みだりかくびょう【乱り脚病】
    • 乱り脚(あし)の気(け)」に同じ。
      「例もわづらひ侍る―というもの、ところせく起こり患ひ侍りて」〈・若菜下〉
  1. みだりかぜ【乱り風】
    • 風邪。
      「このごろ―をひきて」〈今昔・一九・三〉
  1. みだりがみ【乱り髪】
  1. みだりごこち【乱り心地】
    • 心を取り乱した状態。また、気分のすぐれない状態。病気。
      「―の悪しう侍れば、うつぶし臥して侍るや」〈・夕顔〉
  1. みだりごと【乱り言/漫り言】
    • いいかげんなことをむやみにしゃべること。また、その言葉。
      「皆心にまかせたる―で」〈古道大意・下〉
  • みだり【乱り/妄り/×猥り/濫り/漫り】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・罪業の深い彼などは妄りに咫尺することを避けなければならぬ。

      芥川竜之介「尼提」

    • ・・・それは、人間を信ずるの余り、思わぬ災害に逢着する事実から、お互に、妄りに信ずべからずとさえ思うに至ったのである。

      小川未明「人間否定か社会肯定か」

    • ・・・雑沓     都人何ぞ雑沓して来往無二昼夜一   来往すること昼夜を無するや或連レ袂歌呼    或は袂を連ねて歌呼し或謔浪笑罵     或は謔浪笑罵す或拗レ枝妄抛    或は枝を拗りて妄りに抛て或被レ酒僵臥    或は酒・・・

      永井荷風「向嶋」