山の芋／薯蕷（やまのいも）とは？意味・読み方・使い方

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やま‐の‐いも【山の芋／薯^＝蕷】
の解説

ヤマノイモ科の蔓性 (つるせい) の多年草。山野に自生。芋は円柱形でナガイモより細く、長さ1メートルにもなる。葉は先がとがり、基部が心臓形で、対生する。雌雄異株。夏、葉の付け根に花をつけ、雄花穂は直立し、雌花穂は垂れ下がる。実は3枚の翼をもつ。葉のわきにむかごができ、地面に落ちて増える。芋は粘りが強く、とろろや芋がゆにし、漢方では山薬 (さんやく) ・薯蕷 (しょよ) といい滋養強壮薬とする。ヤマノイモ科の単子葉植物は熱帯から暖帯にかけ600種が分布し、ナガイモ・トコロなども含まれる。じねんじょ。じねんじょう。やまいも。《季秋》

出典：デジタル大辞泉（小学館）

山の芋のカテゴリ情報

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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山の芋の前後の言葉

山の芋の慣用句・熟語(1)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

山の芋が鰻になる

起こるはずのないことが実際に起こるたとえ。また、思いもよらないほどの変化をするたとえ。

山の芋の例文(3)

出典：青空文庫

･･･もののしょうがには、山の芋を穿って鰻とする法を飲込んでいるて。拙者･･･泉鏡花「錦染滝白糸」
･･･の宿じゃないけれど、薯蕷汁となって溶込むように……学校の帰途には･･･泉鏡花「縷紅新草」
･･･に相違ないのである。山の芋が鰻になったりする「事実」も同様である。･･･寺田寅彦「路傍の草」

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