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ろう‐にん〔ラウ‐〕【浪人】 の意味

  1. [名](スル)
  1. 古代、本籍地を離れ、他国を流浪している者。浮浪人。
  1. (「牢人」とも書く)中世・近世、主家を自ら去ったり、あるいは失ったりした武士。江戸時代には幕府の大名取りつぶし政策などにより著しく増加し、政治・社会問題となった。浪士。
  1. 入学試験や入社試験に不合格となり、入学や就職ができないでいる人。また、職を失って、きまった職のない人。「一年―して志望校を目ざす」

ろう‐にん〔ラウ‐〕【浪人】の慣用句

  1. ろうにんあじ【浪人鰺】
    • アジ科の海水魚。全長1メートル以上になるものが多い。体は側扁し、体高が高く頭部がやや張り出す。日本南部からインドにかけての太平洋沿岸域に生息。食用。
  1. ろうにんあらため【浪人改】
    • 江戸時代、浪人の身上を取り調べること。また、取り調べにあたる役人。
  1. ろうにんぶん【浪人分】
    • 浪人の身分。
      「一子は磯貝藤介(いそがひとうすけ)といひて、これも―なり」〈浮・武家義理・二〉
  • ろう‐にん〔ラウ‐〕【浪人】の例文

    出典:青空文庫

    • これは以前日向の伊藤家の浪人であったが、当時細川家の番頭に陞っていた内藤三左衛門の推薦で、新知百五十石に召し出されたのであった。

      芥川竜之介「或敵打の話」

    • ・・・「わたくしの夫、一番ヶ瀬半兵衛は佐佐木家の浪人でございます。

      芥川竜之介「おしの」

    • ・・・ 伊助の浄瑠璃はお光が去ってからきゅうに上達し、寺田屋の二階座敷が素義会の会場につかわれるなど、寺田屋には無事平穏な日々が流れて行ったが、やがて四、五年すると、西国方面の浪人たちがひそかにこの船宿に泊ってひそびそと、時にはあたり憚か・・・

      織田作之助「螢」