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人体の熱収支に大きく影響する湿度輻射熱気温から得られる指標。暑熱環境下でのリスク評価に用いられる。単位は℃ 暑さ指数。WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)。


[補説]乾球温度湿球温度黒球温度の値を用い、屋外場合は0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度、屋内場合は0.7×湿球温度+0.3×黒球温度で算出される。環境省では、熱中症予防に役立てるため、6月から9月までの間、全国各地の暑さ指数発表している。

日常生活における熱中症予防指針
温度基準(WGBT)注意すべき生活活動の目安注意事項
危険(31℃以上すべての生活活動でおこる危険性高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内移動する。
厳重警戒(28〜31℃)同上外出時は炎天下を避け、室内では室温上昇注意する。
警戒(25〜28℃)中等度以上の生活活動でおこる危険性運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。
注意(25℃未満強い生活活動でおこる危険性一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。
日本気象学会「日常生活における熱中症予防指針」(平成24年)より

熱中症予防運動指針
WBGT湿球温乾球温  
31℃以上27℃以上35℃以上運動は原則中止WBGT31℃以上では、皮膚温度より気温のほうが高くなり、体から熱を逃がすことができない。特別の場合以外は運動中止する。
28℃以上24℃以上31℃以上厳重警戒(激しい運動中止WBGT28℃以上では、熱中症の危険が高いので、激しい運動や持久走など体温上昇しやすい運動は避ける。運動する場合には、積極的に休息をとり水分補給を行う。体力低いもの、暑さになれていないものは運動中止。
25℃以上21℃以上28℃以上警戒(積極的に休息WBGT25℃以上では、熱中症の危険が増すので、積極的に休息をとり水分補給する。激しい運動では、30分おきくらいに休息をとる。
21℃以上18℃以上24℃以上注意(積極的に水分補給)WBGT21℃以上では、熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。熱中症の兆候注意するとともに、運動合間に積極的に水を飲むようにする。
21℃まで18℃まで24℃までほぼ安全(適宜水分補給)WBGT21℃以下では、通常は熱中症の危険性は小さいが、適宜水分の補給必要である。市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意
日本体育学会「熱中症予防のための運動指針」(平成18年)より
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