[動カ五(四)]

  1. 十分になってもうたくさんだと思う。いやになる。「—・くことを知らぬ金銭欲」

    1. 「菜の葉にとまれ。菜の葉に—・いたら桜にとまれ」〈野村秋足・蝶々

  1. 満たされた気持ちになる。満ち足りる。満足する。

    1. 「恥ぢらひ給ひける御さま、—・かぬ所なし」〈・葵〉

  1. 動詞の連用形に付いて、十分に…する、…することにあきあきする、の意を表す。

    1. 「繰り返して読んでも読んでも読み—・かなかった」〈二葉亭平凡

[補説]現代、共通語では一般に「あきる」(上一)を用い、「あく」は文章語的な表現。また、「飽くまで」のような形で用いられる。

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

gooIDでログインするとブックマーク機能がご利用いただけます。保存しておきたい言葉を200件まで登録できます。