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あ・く【飽く/×厭く/×倦く】 の意味

  1. [動カ五(四)]
  1. 十分になってもうたくさんだと思う。いやになる。「―・くことを知らぬ金銭欲」
    • 「菜の葉にとまれ。菜の葉に―・いたら桜にとまれ」〈野村秋足・蝶々〉
  1. 満たされた気持ちになる。満ち足りる。満足する。
    • 「恥ぢらひ給ひける御さま、―・かぬ所なし」〈・葵〉
  1. 動詞の連用形に付いて、十分に…する、…することにあきあきする、の意を表す。
    • 「繰り返して読んでも読んでも読み―・かなかった」〈二葉亭平凡
  1. [補説]現代、共通語では一般に「あきる」(上一)を用い、「あく」は文章語的な表現。また、「飽くまで」のような形で用いられる。
  • あ・く【飽く/×厭く/×倦く】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・戦の街を幾度もくぐったらしい、日に焼けて男性的なオッタヴィアナの顔は、飽く事なき功名心と、強い意志と、生一本な気象とで、固い輪郭を描いていた。

      有島武郎「クララの出家」

    • ・・・それを知りながらU氏は御祈祷を頼みにして、老母と二人の子供との生活を続けるために、勇ましく飽くまで働いた。

      有島武郎「小さき者へ」

    • 再読三読、なお飽くことを知らず。

      泉鏡花「遠野の奇聞」