遠雷（えんらい）とは？意味・読み方・使い方

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えん‐らい〔ヱン‐〕【遠雷】
の解説

遠くのほうで鳴る雷。《季夏》「—や睡ればいまだいとけなく／汀女」

[補説]書名別項。→遠雷

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#季語（夏・天文）
#名詞

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えんらい〔ヱンライ〕【遠雷】
の解説

立松和平の長編小説。都市近郊農村でトマトのハウス栽培を行う青年を主人公に、都市化の波とともに崩壊していく共同体の姿を生々しく描く。昭和55年（1980）、第2回野間文芸新人賞を受賞した著者の出世作。昭和56年（1981）、根本吉太郎監督により映画化。

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出典：デジタル大辞泉（小学館）

遠雷の例文(4)

出典：青空文庫

･･･ところが、遠雷の音でも聞かすか、暗転にならなければ、舞台に馴れた･･･泉鏡花「伯爵の釵」
･･･この時いずこともなく遠雷のとどろくごとき音す、人々顔と顔見合わす･･･国木田独歩「おとずれ」
･･･の空がまっ黒に曇り、遠雷さえとどろきて、ただならぬけしきであった･･･国木田独歩「窮死」

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