《「おおいい(大飯)」の音変化》天皇の召し上がり物。また、それを調理すること。

  1. 物の上にかぶせて隠すこと。また、そのもの。「—をかける」「日—」

  1. かばう人。庇護者 (ひごしゃ) 。

    1. 「軍次はやがて—になり」〈浄・嫩軍記

[形][文]おほ・し[ク]
  1. 数や量がたくさんある。物事がたびたび起こる。「商店が—・い」「交通事故が—・い」「—・いの少ないのと文句をつける」⇔少ない

  1. 全体の中で占めている割合が大きい。「子供に—・い病気」→多かり多く

[補説]「多し」は、中古には訓点語系に用いられ、和文系統には、連用形「多く」を除いて「多かり」の系列が用いられた。
[派生]おおさ[名]

《「おお(大)き」の音変化》

[形動ナリ]
  1. 大きいさま。

    1. 「—なる木どものもとに車を立てたれば」〈・一四二〉

  1. 程度のはなはだしいさま。状態が、ふつうよりもまさっているさま。→大いなる大いに

    1. 「—なるわざし給ふなるを」〈宇津保藤原の君〉

[接頭]人物を表す名詞に付く。
  1. 同じ官職位階のうち上位であることを表す。「—もうちぎみ」「—三つの位」

  1. 年長の人であることを表す。「—との」「—ぎみ」

[感]遠くの人に呼びかけるときの声。「—、どこだ」

出典:青空文庫

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