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あさ‐ぎり【朝霧】 の意味

  1. 朝方に立つ霧。 秋》「朝霧や村千軒の市の音/蕪村
  1. [補説]書名別項。→朝霧

あさ‐ぎり【朝霧】の慣用句

  1. あさぎりそう【朝霧草】
    • キク科の多年草。東北地方から北の高山や海岸に自生。高さ約50センチ。全体に銀白色の絹毛がある。葉は糸状の小葉からなる羽状複葉。秋、黄白色の小花を穂状につける。観賞用に栽培。 秋》
  1. あさぎりの【朝霧の】
    • [枕]
    • 朝霧の中でぼんやりとしか見えない意から「おほに」「乱る」「思ひまどふ」にかかる。
      「―おほに相見し人ゆゑに」〈・五九九〉
    • 朝霧が八重に立つ意から「やへ」「立つ」にかかる。
      「―八重山越えて」〈・一九四五〉
  • あさ‐ぎり【朝霧】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・僕は前に穂高山はもちろん、槍ヶ岳にも登っていましたから、朝霧の下りた梓川の谷を案内者もつれずに登ってゆきました。

      芥川竜之介「河童」

    • ・・・そして最後の一瞥を例の眠たげな、鼠色の娘の目にくれて置いて、灰色の朝霧の立ち籠めている、湿った停車場の敷石の上に降りた。

      著:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ 訳:森鴎外「罪人」

    • ・・・り、髪も壊れず七兵衛が船に助けられて、夜があけると、その扱帯もその帯留も、お納戸の袷も、萌黄と緋の板締の帯も、荒縄に色を乱して、一つも残らず、七兵衛が台所にずらりと懸って未だ雫も留まらないで、引窓から朝霧の立ち籠む中に、しとしとと落ちて、一・・・

      泉鏡花「葛飾砂子」