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がい‐ねん【概念】 の意味

  1. 物事の概括的な意味内容。「概念をつかむ」「文学という概念から外れる」
  1. concept》形式論理学で、事物の本質をとらえる思考の形式。個々に共通な特徴が抽象によって抽出され、それ以外の性質は捨象されて構成される。内包と外延をもち、言語によって表される。

がい‐ねん【概念】の慣用句

  1. がいねんげいじゅつ【概念芸術】
  1. がいねんじつざいろん【概念実在論】
    • 普遍的概念を実体的なものととらえ、それを実在的な本質とする考え方。中世スコラ学でいう実念論はその一例。
  1. がいねんじっしょう【概念実証】
    • 新しい着想や技術、基礎研究における発見などが実現可能であるかどうかを、簡易的または部分的に検証すること。ビジネスや研究開発の分野で、実用化への前段階として行われるほか、資金援助や予算獲得などの判断に利用される。PoC(proof of concept)。
  1. がいねんず【概念図】
    • 物事を説明する際に、話のあらましや事物の関係がわかるように描いた簡便な図。
  1. がいねんてき【概念的】
    • [形動]個別性を問わず、概括的・抽象的にとらえるさま。物事について大まかに把握するさま。「―で具体性に欠けている解説」
  1. がいねんほうがく【概念法学】
    • 制定法の無欠陥性と論理的完結性とを仮定し、法令条文を忠実に検討し、法概念の体系を形式論理によって構成することを法学の任務とする立場。19世紀後半から20世紀初頭にかけて欧州で主流であった法学傾向に対し、イェーリングが揶揄(やゆ)的に用いた言葉。
  1. がいねんろん【概念論】
    • 中世スコラ学における普遍をめぐる実念論唯名論の論争を調停する立場。普遍は、個物を貫いている共通の本質が心に思い浮かべられて形成された概念であると主張された。代表者はアベラール
  • がい‐ねん【概念】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・文芸の上に階級意識がそう顕著に働くものではないという理窟は、概念的には成り立つけれども、実際の歴史的事実を観察するものは、事実として、階級意識がどれほど強く、文芸の上にも影響するかを驚かずにはいられまい。

      有島武郎「広津氏に答う」

    • ・・・近松でも西鶴でも内的概念よりはヨリ多くデリケートな文章味を鑑賞して、この言葉の綾が面白いとかこの引掛けが巧みだとかいうような事を能く咄した。

      内田魯庵「二葉亭余談」

    • ・・・今日の小学校の教育殊に修身科の如きものに就て、教師が今までの与えられた処の概念をそのまゝ吹き込むことは何等の役にも立つものではない。

      小川未明「人間性の深奥に立って」