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かさね【累】 の意味

  1. 承応・寛文(1652~1673)ごろ、下総 (しもうさ) の羽生 (はにゅう) 村にいたという醜女 (しこめ) 。夫与右衛門に殺され、その怨念は一族にたたったという。歌舞伎浄瑠璃に脚色され、近世演劇に累物 (かさねもの) という一系統を形成している。
  1. 歌舞伎舞踊清元。本名題「色彩間苅豆 (いろもようちょっとかりまめ) 」。松井幸三作詞、初世清元斎兵衛作曲。文政6年(1823)江戸森田座で、「法懸松成田利剣 (けさかけまつなりたのりけん) 」の二番目序幕として初演。
  1. 新内節義太夫節伊達競阿国戯場 (だてくらべおくにかぶき) 」などの詞章を転用したもので、「身売」「土橋」「法印場」の三段からなる。
  • かさね【累】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・お前たちの母上は亡くなるまで、金銭のいからは自由だった。

      有島武郎「小さき者へ」

    • ・・・七の数がなって、人死も夥多しかった。

      泉鏡花「絵本の春」

    •  雨を含んだ風がさっと吹いて、磯の香が満ちている――今日は二時頃から、ずッぷりと、一降り降ったあとだから、この雲のった空合では、季節で蒸暑かりそうな処を、身に沁みるほどに薄寒い。

      泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」