• で始まる
  • で一致する
  • で終わる
  • を説明文に含む
  • を見出しに含む

あそ‐こ【処/所】 の意味

  1. [代]
  1. 遠称の指示代名詞。話し手と聞き手の双方が承知している場所や状況、人などをさす。
  1. ㋐あの場所、または、例の場所。あすこ。「彼処に見える店」「また彼処で待ってるよ」
  1. ㋑あのような程度。あれほど。「彼処まで仲が悪いとは思わなかった」
  1. 三人称の人代名詞。あの人。彼。
    • 「此の事―と少将ともろ心に」〈宇津保・嵯峨院〉

あそ‐こ【処/所】の慣用句

  1. あそこいら【彼処いら】
  1. あそこら【彼処ら】
    • [代]遠称の指示代名詞。「あそこ」よりもやや広い範囲の場所を漠然とさす。あすこら。あそこいら。「―は最近開けてきた所だ」
  • あそ‐こ【処/所】の例文

    出典:青空文庫

    • 彼処に房のついた長剣がある。

      芥川竜之介「侏儒の言葉」

    • ・・・ よし、それとても朧気ながら、彼処なる本堂と、向って右の方に唐戸一枚隔てたる夫人堂の大なる御廚子の裡に、綾の几帳の蔭なりし、跪ける幼きものには、すらすらと丈高う、御髪の艶に星一ツ晃々と輝くや、ふと差覗くかとして、拝まれたまいぬ。

      泉鏡花「一景話題」

    • ・・・ 石の左右に、この松並木の中にも、形の丈の最も勝れた松が二株あって、海に寄ったのは亭々として雲を凌ぎ、町へ寄ったは拮蟠して、枝を低く、彼処に湧出づる清水に翳す。

      泉鏡花「瓜の涙」