あそび【遊び】

  1. 遊ぶこと。「―に興じる」
  1. 酒色にふけったり、賭け事をしたりすること。遊興。「―で身を持ち崩す」
  1. 仕事がないこと。仕事ができなくてひまなこと。「受注がなくて当分―だ」
  1. 物事にゆとりのあること。「芸に―がある」
  1. 機械などで、急激な力の及ぶのを防ぐため、部品の結合にゆとりをもたすこと。「ハンドルの―」
  1. 文学上の立場で、対象を理性的に突き放してみる傍観者的な態度。森鴎外が示したもの。
  1. 遊び紙」の略。
  1. 詩歌・音楽・舞い・狩猟などを楽しむこと。
    • 「―は夜。人の顔見えぬほど」〈・二一四〉
  1. 遊び女 (め) 。
    • 「―どもの集ひ参れる」〈・澪標〉
  1. 10 《「神遊び」の略》神を祭るための舞楽。神楽。
    • 「豊の―をするが楽しさ」〈神楽・篠〉
  1. あそびうた【遊び歌】
    • わらべ歌の一。子供たちが遊ぶ時に歌う歌。手まり歌や縄跳び歌など。
  1. あそびがたき【遊び敵】
  1. あそびがね【遊び金】
    • 有効な使い道がないため、むだにしまっておく金。寝かしてある金。
  1. あそびがみ【遊び紙】
    • flyleaf》書物の巻頭・巻末の見返し紙と本文との間に入れる白紙。
  1. あそびぐさ【遊び種】
    • 遊びの材料。また、遊び相手。
      「いとをかしううち解けぬ―に、誰も誰も思ひ聞こえ給へり」〈・桐壺〉
  1. あそびぐせ【遊び癖】
    • 仕事や勉強を怠ける習慣。また、遊興にふけりやすい癖。「―がつく」
  1. あそびぐるま【遊び車】
    • 二軸間に動力を伝えるとき使用するベルトを導くための車。二つの車の間にあって、緩みを防いだり、方向を変えたりする。
    • 回転方向を変えるため、二つの歯車の間に入れる歯車。
  1. あそびごころ【遊び心】
    • 遊びたいと思う気持ち。また、遊び半分の気持ち。
    • ゆとりやしゃれけのある心。「まじめ一方で―がない」
    • 音楽を好む心。
      「みかど、いみじう―おはしませど」〈栄花・鶴の林〉
  1. あそびごと【遊び事】
    • 遊び。遊戯。
    • 遊び半分の物事。気慰みにすること。
    • 勝負事。
  1. あそびことば【遊び言葉】
    • 話しはじめや話のつなぎとしてさしはさむ、内容には直接関係のない言葉。「あのう」「ええと」の類。
  1. あそびごま【遊び駒】
    • 将棋で、その局面の攻防に有効に働いていない駒。
  1. あそびたべ【遊び食べ】
    • 乳幼児が食事中に食べ物や食器などで遊ぶこと。離乳食をとり始めるなどして、食事行為に興味をもつ年齢に多く見られる。
  1. あそびて【遊び手】
    • 遊び好きな人。遊び上手な人。
  1. あそびどうぐ【遊び道具】
    • 遊ぶ時に使用する道具。おもちゃ。
  1. あそびともだち【遊び友達】
  1. あそびなかま【遊び仲間】
    • いっしょになって遊ぶ友達。遊び相手。
    • [補説]遊ぶことだけで結びついている友達という意味で使うこともある。
  1. あそびにん【遊び人】
    • 定職がなくぶらぶらと暮らしている人。
    • 遊興を好み、遊び慣れている人。遊び好き。放蕩者(ほうとうもの)
    • ばくち打ち。
  1. あそびはんぶん【遊び半分】
    • [名・形動]いいかげんな気持ちで物事に取り組むこと。また、そのさま。「―に受験する」
  1. あそびびと【遊び人】
    • 宮中などで音楽を演奏する人。楽人。伶人(れいじん)
      「例の―たち数を尽くして」〈宇津保・嵯峨院〉
  1. あそびめ【遊び女】
    • 管弦・歌舞などで、酒席などの興を取り持ち、また、売春する女。白拍子(しらびょうし)・遊女の類。浮かれ女(め)。遊び者。
  1. あそびもの【遊び物】
    • 遊び道具。おもちゃ。
      「をかしき絵、―ども」〈・若紫〉
    • 楽器。
      「多くの―の音」〈・常夏〉
  1. あそびもの【遊び者】