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あだ【徒】 の意味

  1. [形動][文][ナリ]
  1. 実を結ばずむなしいさま。無益なさま。むだ。「せっかくの好意が徒になる」
  1. 浮ついたさま。不誠実で浮気っぽいさま。
    • 「―なる恋にはあらで、女夫 (めおと) の契を望みしなり」〈紅葉金色夜叉
  1. 一時的ではかないさま。かりそめ。
    • 「なかなかに―なる花は散りぬともまつを頼まぬ人のあらめや」〈為頼集〉
  1. いいかげんなさま。粗略だ。
    • 「まだしき時に方さまの御心づかひゆゑと、それはそれは―に存ぜぬに候」〈浮・文反古・五〉

あだ【徒】の慣用句

  1. 徒や疎か
  • あだ【徒】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 間瀬久太夫が、誰に云うともなくこう云うと、原惣右衛門や小野寺十内も、やはり口を斉しくして、背盟のを罵りはじめた。

      芥川竜之介「或日の大石内蔵助」

    • ・・・と、いうと、腰を上げざまに襖を一枚、直ぐに縁側へ辷って出ると、呼吸を凝して二人ばかり居た、恐いもの見たさの、ばたり、ソッと退く気勢。

      泉鏡花「伊勢之巻」

    • らなる感情の上にむなしき思いを通わせても罪の深いことは同じだ。

      伊藤左千夫「隣の嫁」