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あたか【安宅】 の意味

  1. 石川県小松市西部の地名。北陸道の宿駅。
  1. 謡曲。四番目物観世小次郎信光作。奥州へ落ちる義経主従は、途中、安宅の関で富樫 (とがし) に見とがめられるが、弁慶の機転で無事通過する。

あたか【安宅】の慣用句

  1. あたかのせき【安宅の関】
    • 石川県小松市に鎌倉初期にあった関所。謡曲「安宅」、歌舞伎「勧進帳」の舞台。
  1. あたかのまつ【安宅松】
    • 歌舞伎舞踊長唄。本名題「隈取安宅松(くまどりあたかのまつ)」。初世富士田吉治作曲。明和6年(1769)江戸市村座初演。弁慶が安宅の松のもとで、草刈り童に奥州平泉への道を教えてもらう。
  • あたか【安宅】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・その中で、駒形の渡し、富士見の渡し、安宅の渡しの三つは、しだいに一つずつ、いつとなくすたれて、今ではただ一の橋から浜町へ渡る渡しと、御蔵橋から須賀町へ渡る渡しとの二つが、昔のままに残っている。

      芥川竜之介「大川の水」

    •  安宅の関の古蹟とともに、実盛塚は名所と聞く。

      泉鏡花「小春の狐」

    • ・・・北の海なる海鳴の鐘に似て凍る時、音に聞く……安宅の関は、この辺から海上三里、弁慶がどうしたと? 石川県能美郡片山津の、直侍とは、こんなものかと、客は広袖の襟を撫でて、胡坐で納まったものであった。

      泉鏡花「鷭狩」