• で始まる
  • で一致する
  • で終わる
  • を説明文に含む
  • を見出しに含む

あだし【他し/異し】 の意味

  1. [語素]《「あたし」とも》名詞の上に付いて、他の、よその、違っている、の意を表す。
    • 「逢ひがたき君に逢へる夜ほととぎす―時ゆは今こそ鳴かめ」〈・一九四七〉
  1. [補説]一説に、シク活用形容詞ともされるが、「あだしく」「あだしき」などの確例はなく、「あだし妻」「あだし国人」など、他の名詞と合して用いられる。

あだし【他し/異し】の慣用句

  1. あだしおとこ【他し男】
    • (多く、夫以外の)ほかの男。別の男。
  1. あだしおんな【他し女】
    • (多く、妻以外の)ほかの女。別の女。
  1. あだしごと【他し事】
    • ほかの事。余事。「―はさておき」
  • あだし【他し/異し】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・灰色の外套長く膝をおおい露を避くる長靴は膝に及び頭にはめりけん帽の縁広きを戴きぬ、顔の色今日はわけて蒼白く目は異しく光りて昨夜の眠り足らぬがごとし。

      国木田独歩「わかれ」

    • ・・・という論文を読んだとき、過去のプロレタリア文学運動に対する同氏の評価に私自身の理解と相異したものがあるのを感じたことがあったが、今日「囚われた大地」を通読して、同じ論文で森山氏がその作品を評していた言葉を再び思い起した。

      宮本百合子「作家への課題」

    • ・・・の表現とこの永瀬さんのこの詩の言葉とは何と相異しながら、女性としての感覚においては同じ本質をもっていることだろう。

      宮本百合子「『静かなる愛』と『諸国の天女』」