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あだし【徒し/空し】

  1. [語素]名詞の上に付いて、むなしい、実 (じつ) がない、変わりやすい、の意を表す。
  1. [補説]一説にシク活用形容詞ともされるが、「あだしく」「あだしき」などの確例はなく、「あだし心」「あだし言葉」など、他の名詞と合して用いられる。ただ、後世には、形容詞に活用させた用例も時にみられる。
  1. あだしおとこ【徒し男】
    • 浮気な男。薄情な男。
  1. あだしおんな【徒し女】
    • 浮気な女。好色な女。
  1. あだしごころ【徒し心】
    • 浮気な心。あだごころ。
      「君をおきて―を我が持たば末の松山波もこえなむ」〈古今・東歌〉
  1. あだしことば【徒し言葉】
    • 口先だけで誠意のない言葉。
      「―の人ごころ」〈謡・班女
  1. あだしちぎり【徒し契り】
    • 口先だけのはかない約束。
      「人はいさ―の言の葉をまこと顔にや待ち更けぬらん」〈風雅・恋二〉
  1. あだしな【徒し名】
    • 浮き名。恋の評判。
      「世に広がりし―を」〈浄・今宮の心中
  1. あだしよ【徒し世】
    • はかない世。無常の世。
      「明日知らぬみ室の岸の根無草何―に生ひ始めけん」〈千載・雑中〉