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あたら・し【可惜し/惜し】 の意味

  1. [形シク]
  1. 《それに相当するだけの価値がある、というところから》そのままにしておくには惜しいほどりっぱだ。すばらしい。
    • 「求めて得し玉かも拾 (ひり) ひて得し玉かも―・しき君が老ゆらく惜 (お) しも」〈・三二四七〉
  1. それにふさわしい扱い方をしないのは惜しい。もったいない。
    • 「溝を埋むるは地を―・しとこそ」〈・上〉
  • あたら・し【可惜し/惜し】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・だから、彼のこの虚栄心は、金無垢の煙管を愛用する事によって、満足させられると同じように、その煙管を惜しげもなく、他人にくれてやる事によって、更によく満足させられる訳ではあるまいか。

      芥川竜之介「煙管」

    • ・・・ 汀で、お誓を抱いた時、惜しや、かわいそうに、もういけないと思った。

      泉鏡花「神鷺之巻」

    • ・・・ははあ、膝栗毛時代に、峠路で売っていた、猿の腹ごもり、大蛇の肝、獣の皮というのはこれだ、と滑稽た殿様になって件の熊の皮に着座に及ぶと、すぐに台十能へ火を入れて女中さんが上がって来て、惜し気もなく銅の大火鉢へ打ちまけたが、またおびただしい。

      泉鏡花「眉かくしの霊」