• で始まる
  • で一致する
  • で終わる
  • を説明文に含む
  • を見出しに含む

あたり【辺り】 の意味

  1. ある地点の周囲。ある範囲の場所。付近。周り。「辺りに気を配る」「この辺りは静かな住宅地だ」「辺りかまわず泣きだす」「辺り一面が火の海だ」
  1. 場所・時・人・事柄・数量などをはっきり示さずに、婉曲に言い表す語。多く、名詞の下に付いて接尾語的に用いる。
  1. ㋐そのへん。一帯。近所。「六本木辺りで遊ぶ」
  1. ㋑そのころ。その時分。「あした辺り行ってみよう」
  1. ㋒たとえば…など。「部長にかみつく辺り、けっこう気が強い」「山田君辺りに代わってもらおう」
  1. ㋓その程度。「県代表辺りまでなれるだろう」「千円辺りの品物」

あたり【辺り】の慣用句

  1. 辺りを払う
    • 他の者を近くに寄せつけない。「―・って密談する」
    • そばに寄りつけないほど堂々としている。また、威勢がある。「―・う威容」
  1. あたりあたり【辺り辺り】
    • そのあたり、このあたり。ここかしこ。
      「ものはかなげなる小柴垣を大垣にて、板屋ども、―いとかりそめなり」〈・賢木〉
  1. あたりきんじょ【辺り近所】
    • そこに近い所。辺り近辺。「―の嫌われ者」
  • あたり【辺り】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・百姓はこの辺りをうろつく馬鹿者にイリュウシャというものがいるのをつかまえて、からかって居る。

      著:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ 訳:森鴎外「犬」

    • ・・・この心掛けをもってわれわれが毎年毎日進みましたならば、われわれの生涯は決して五十年や六十年の生涯にはあらずして、実に水の辺りに植えたる樹のようなもので、だんだんと芽を萌き枝を生じてゆくものであると思います。

      内村鑑三「後世への最大遺物」

    • ・・・この辺りでは、十銭のなんか、なかなか売れっこはないから。

      小川未明「飴チョコの天使」