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きち‐れい【吉例】 の意味

  1. めでたいしきたり。きつれい。
  • きち‐れい【吉例】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・昔は大抵な家では自宅へ職人を呼んで餅を搗かしたもんで、就中、下町の町家では暮の餅搗を吉例としたから淡島屋の団扇はなければならぬものとなって、毎年の年の市には景物目的のお客が繁昌し、魚河岸あたりの若い衆は五本も六本も団扇を貰って行ったそうであ・・・

      内田魯庵「淡島椿岳」

    • 吉例だとあって朝鮮の鶴と称するものの吸物を出す家があったが、それが妙に天井の煤のような臭気のある襤褸切れのような、どうにも咽喉に這入りかねるものであった。

      寺田寅彦「新年雑俎」

    • ・・・酉の市の晩には夜通し家を開け放ちにして通りがかりの来客に酒肴を出すのを吉例としていたそうである。

      永井荷風「里の今昔」