希有（けう）とは？意味・読み方・使い方

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け‐う【^▽希有／^×稀有】
の解説

［名・形動］

１めったにないこと。とても珍しいこと。また、そのさま。まれ。「—な（の）出来事」

２不思議なこと。また、そのさま。
1. 「ここに—なは『いるまん』の『しめおん』じゃ」〈芥川・奉教人の死〉

３とんでもないこと。けしからぬこと。
1. 「—のわざする男かなと、ののしるときに」〈宇治拾遺・二〉

４（「希有の命」の形で）危うく死を免れること。
1. 「平氏の大将維盛、通盛、—の命生きて加賀国へ引き退く」〈平家・七〉

き‐ゆう〔‐イウ〕【希有／^×稀有】
の解説

［名・形動］⇒けう（希有）

出典：デジタル大辞泉（小学館）

希有の前後の言葉

希有の例文(30)

出典：青空文庫

･･･吉助「されば稀有な事でござる。折から荒れ狂うた浪を踏んで、いず方･･･芥川竜之介「じゅりあの・吉助」
･･･や実際運動家は、その稀有な想像力と統合力とをもって、資本主義生活･･･有島武郎「片信」
･･･だったというからなお稀有である。地獄も見て来たよ――極楽は、お手･･･泉鏡花「絵本の春」

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