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きゅう‐しゅう〔キフシウ〕【吸収】 の意味

  1. [名](スル)
  1. 吸い取ること。「汗を吸収する」
  1. 外から内に取り入れて自分のものにすること。「知識を吸収する」「大資本に吸収される」
  1. 音や光・粒子線などが物質を通過するとき、そのエネルギーや粒子が物質中に取り込まれて失われること。また、気体が液体や固体の内部に取り込まれること。
  1. 生物体が生体膜を通して物質を内部に取り入れること。特に、栄養素を消化管壁の細胞膜を通して血管・リンパ管中に取り入れることをいい、主に小腸で行われる。植物では根から水分などを吸い入れることをいう。

きゅう‐しゅう〔キフシウ〕【吸収】の慣用句

  1. きゅうしゅうがっぺい【吸収合併】
    • 合併する会社のうちで、一会社だけが存続し、他の会社は存続会社に吸収されて消滅する合併方式。→新設合併
  1. きゅうしゅうがっぺいしょうめつがいしゃ【吸収合併消滅会社】
  1. きゅうしゅうがっぺいそんぞくがいしゃ【吸収合併存続会社】
  1. きゅうしゅうかん【吸収缶】
    • 有害物質を除去するための濾過(ろか)材が入った缶。ふつう、ガスマスクに取り付けて用いる。
  1. きゅうしゅうげん【吸収源】
    • 《sinkの訳語》二酸化炭素などの温室効果ガスを吸収する海洋や森林のこと。二酸化炭素を吸収して炭酸同化作用などの働きをするもの。炭素吸収源。「―の整備」
    • [補説]排出源(source)に対する語。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が1990年にまとめた報告書の中にも記載されている言葉。
  1. きゅうしゅうスペクトル【吸収スペクトル】
    • 光線など、連続したスペクトルをもつ電磁波が物質に当たったときに、その物質特有の波長範囲の部分が選択的に吸収されて暗黒となったスペクトル。物質の構造決定や分析に利用。
  1. きゅうしゅうせいこうぶんし【吸収性高分子】
  1. きゅうしゅうせいじゅし【吸収性樹脂】
  1. きゅうしゅうせいポリマー【吸収性ポリマー】
  1. きゅうしゅうせん【吸収線】
  1. きゅうしゅうせんりょう【吸収線量】
    • 放射線を受けた物質が単位質量当たりに吸収するエネルギーの量。単位はグレイで示し、ラドも用いられる。
  1. きゅうしゅうたい【吸収帯】
  1. きゅうしゅうどうりょくけい【吸収動力計】
    • 原動機の動力を制動機で吸収し、その力をてんびん・ばねばかりなどで測定する装置。
  1. きゅうしゅうねつ【吸収熱】
    • 溶解熱のうち、特に気体が液体に溶けるときに発生または吸収する熱量。
  1. きゅうしゅうバンド【吸収バンド】
    • 光線など、連続したスペクトルをもつ電磁波が物質にあたり、ある波長域に生じる吸収。物質の状態や種類によって吸収のパターンが異なる。吸収帯。
  1. きゅうしゅうふりょうしょうこうぐん【吸収不良症候群】
    • 脂肪・糖質・たんぱく質・ビタミンなどの栄養素の消化・吸収が阻害される疾患の総称。自己免疫性胃炎・膵機能不全・肝硬変クローン病などさまざまな疾患で発症する。MAS(malabsorption syndrome)。
  • きゅう‐しゅう〔キフシウ〕【吸収】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・其処に芸術家としての貪婪が、あらゆるものから養分を吸収しようとする欲望が、露骨に感ぜられるのは愉快である。

      芥川竜之介「近藤浩一路氏」

    • ・・・また見よ、北の方なる蝦夷の島辺、すなわちこの北海道が、いかにいくたの風雲児を内地から吸収して、今日あるに到ったかを。

      石川啄木「初めて見たる小樽」

    • ・・・ 見わたすと、その檸檬の色彩はガチャガチャした色の階調をひっそりと紡錘形の身体の中へ吸収してしまって、カーンと冴えかえっていた。

      梶井基次郎「檸檬」