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くま‐で【熊手】 の意味

  1. 長い柄の先に、竹製の、熊の手のように曲がったつめ状のものを扇形につけた道具。落ち葉や穀物などをかき集めるのに用いる。くまでぼうき。
  1. 1に宝船・大判・小判・千両箱・おかめの面などを飾りつけたもの。福をかき集める意味の縁起物として、酉 (とり) の市で売られる。 冬》
  1. 熊の手を思わせる鉄製のつめを、長い柄の先につけた道具。武器や船の備品としても利用された。
  1. 欲の深いことのたとえ。また、その人。欲張り。
    • 「―よ欲よと言はるるも口惜しし」〈浄・淀鯉〉

くま‐で【熊手】の慣用句

  1. くまでしょう【熊手性】
    • なんでも自分のものにしようとする欲深い性質。
      「花車さまは御存知―」〈浮・禁短気・三〉
  • くま‐で【熊手】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・「諸君、二円五十銭じゃ言うたんじゃ、可えか、諸君、熊手屋が。

      泉鏡花「露肆」

    • ・・・に、六つの年に疱瘡に罹って以来の、医者も顔をそむけたというおのが容貌を、十九歳の今日まで、ついぞ醜いと思ったことは一度もなく、六尺三寸という化物のような大男に育ちながら、上品典雅のみやび男を気取って、熊手にも似たむくつけき手で、怪しげな歌な・・・

      織田作之助「猿飛佐助」

    • ・・・とごま白の乱髪に骨太の指を熊手形にさしこんで手荒くかいた。

      国木田独歩「二老人」