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けい‐しゃ【傾斜】 の意味

  1. [名](スル)
  1. 傾いて斜めになること。また、その度合い。かたむき。「船が右舷に傾斜する」
  1. 気持ちや考え方がある方向に偏っていくこと。「自然主義への傾斜を深める」
  1. 地層の層理面と水平面とのなす角度。測定にクリノメーターを用いる。

けい‐しゃ【傾斜】の慣用句

  1. けいしゃけい【傾斜計】
    • 地表面の傾斜の変化を測定する計器。
    • 航空機に取り付けてある計器の一つで、飛行中の傾斜度を示すもの。
  1. けいしゃしけん【傾斜試験】
    • 船の重心の上下位置を測定する試験。甲板上の重量物を横方向に移動したときの傾斜から算出する。
  1. けいしゃせいさん【傾斜生産】
    • 第二次大戦後の経済危機を乗り切るために、鉄鋼・石炭・肥料などの基幹産業へ重点的に資金・資材・労働力を投入した経済政策。次いで一般生産財消費財にその効果を及ぼそうとしたもの。
  1. けいしゃはいぶん【傾斜配分】
    • [名](スル)配当金や予算などを均等に配分するのではなく、実績や現状などから判断して、それぞれに割り当てられる量を決めること。
  1. けいしゃやちんせいど【傾斜家賃制度】
    • 賃貸住宅で、入居当初の家賃を低く抑え、その後、一定期間にわたって毎年高くしていく家賃制度。
  1. けいしゃりゅう【傾斜流】
    • 海水の流れの一種。風や気圧の変化、河水の流入などにより海面に傾斜ができると、海中の圧力分布と平衡を保つために生じる。
  • けい‐しゃ【傾斜】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 三人はトロッコを押しながら緩い傾斜を登って行った。

      芥川竜之介「トロッコ」

    • ・・・ 扉の後には牛乳の瓶がしこたましまってあって、抜きさしのできる三段の棚の上に乗せられたその瓶が、傾斜になった箱を一気にすべり落ちようとするので、扉はことのほかの重みに押されているらしい。

      有島武郎「卑怯者」

    • ・・・四辺に誰も居ないのを、一息の下に見渡して、我を笑うと心着いた時、咄嗟に渋面を造って、身を捻じるように振向くと…… この三角畑の裾の樹立から、広野の中に、もう一条、畷と傾斜面の広き刈田を隔てて、突当りの山裾へ畦道があるのが屏風のごとく連っ・・・

      泉鏡花「みさごの鮨」