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こ‐けん【×沽券/×估券】 の意味

  1. 《「沽」は売る意》
  1. 土地・山林・家屋などの売り渡しの証文。沽却状。沽券状。
  1. 人の値うち。体面。品位。
  1. 売値。
    • 「そんなら惣地代 (そうぢだい) で―はいくら」〈滑・膝栗毛・二〉

こ‐けん【×沽券/×估券】の慣用句

  1. 沽券に関わる
    • 品位や体面にさしつかえる。「あいつに頭を下げるなんて―・る」
  • こ‐けん【×沽券/×估券】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・いやしくもおまえさんが押しも押されもしない書画屋さんである以上、書画屋という商売にふさわしい見識を見せるのが、おまえさんの誉れにもなるし沽券にもなる。

      有島武郎「ドモ又の死」

    • ・・・……そこで一頃は東京住居をしておりましたが、何でも一旦微禄した家を、故郷に打っ開けて、村中の面を見返すと申して、估券潰れの古家を買いまして、両三年前から、その伜の学士先生の嫁御、近頃で申す若夫人と、二人で引き籠もっておりますが。

      泉鏡花「眉かくしの霊」

    • ・・・斜子の羽織の胴裏が絵甲斐機じゃア郡役所の書記か小学校の先生染みていて、待合入りをする旦那の估券に触る。

      内田魯庵「二葉亭余談」