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こん‐ぽん【根本】 の意味

  1. [名]《古くは「こんぼん」》
  1. 物事が成り立っている基礎になるもの。おおもと。「生き方の根本にかかわる問題」「考え方が根本から違う」「問題の根本は別のところにある」
  1. 物事のおこり。
    • 「世の乱れ初めける―は」〈平家・一〉
  1. [副]もともと。本来。
    • 「末広がりといふは、―扇のことぢゃ」〈和泉流狂・末広がり〉

こん‐ぽん【根本】の慣用句

  1. こんぽんあく【根本悪】
    • (ドイツ)radikales Böseカントの用語。自己愛(ナルシシズム)の衝動に従おうとする生まれつきの傾向。一切の悪への性癖の根源をなすもので、道徳法則による善の原理によってこの悪の原理を克服しようとする戦いが宗教の立場とされる。
  1. こんぽんぎ【根本義】
    • 根本の意義。原理。「人生の―を悟る」
  1. こんぽんきはん【根本規範】
    • (ドイツ)Grundnorm》法規範の妥当性の根拠をより上位の法規範に求めるとき、究極的な前提としてその存在が想定される規範。ケルゼンの唱えた純粋法学上の基本的概念。
  1. こんぽんしだし【根本仕出し】
    • 新発明や新趣向の創始者。
      「これこそうまい看板の、―御奈良茶」〈浄・大織冠
  1. こんぽんしゅぎ【根本主義】
  1. こんぽんしゅぎしゃ【根本主義者】
  1. こんぽんしりょう【根本史料】
    • 歴史研究の根拠となる確実な材料。文書・遺物・記録など。
  1. こんぽんてき【根本的】
    • [形動]物事が成り立っているおおもとに関するさま。基本的であるさま。「―な誤り」
  1. こんぽんぶっきょう【根本仏教】
    • 釈迦(しゃか)在世時代の仏教。
    • 釈迦およびその直弟子の仏教。原始仏教。
  • こん‐ぽん【根本】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・しかし伏目勝ちな牧野の妻が、静に述べ始めた言葉を聞くと、彼女の予想は根本から、間違っていた事が明かになった。

      芥川竜之介「奇怪な再会」

    • ・・・は一切諸悪の根本なれば、いやしくも天主の御教を奉ずるものは、かりそめにもその爪牙に近づくべからず。

      芥川竜之介「るしへる」

    • ・・・しかしこの議論には、詩そのものを高価なる装飾品のごとく、詩人を普通人以上、もしくは以外のごとく考え、または取扱おうとする根本の誤謬が潜んでいる。

      石川啄木「弓町より」