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さね‐かずら〔‐かづら〕【葛/葛】 の意味

  1. [名]モクレン科の蔓性 (つるせい) の常緑低木。暖地の山野に自生。葉は楕円形で先がとがり、つやがある。雌雄異株で、夏、黄白色の花をつけ、実は熟すと赤くなる。樹液で髪を整えたので、美男葛 (びなんかずら) ともいう。さなかずら。 秋》
  1. [枕]さなかずら」に同じ。
    • 「―後 (のち) も逢はむと」〈・二〇七〉
  • さね‐かずら〔‐かづら〕【葛/葛】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ば御用はないとすげなく振り放しはされぬものの其角曰くまがれるを曲げてまがらぬ柳に受けるもやや古なれどどうも言われぬ取廻しに俊雄は成仏延引し父が奥殿深く秘めおいたる虎の子をぽつりぽつり背負って出て皆この真葛原下這いありくのら猫の児へ割歩を打ち・・・

      斎藤緑雨「かくれんぼ」

    • ・・・原に真葛、川に加茂、山に比叡と愛宕と鞍馬、ことごとく昔のままの原と川と山である。

      夏目漱石「京に着ける夕」

    • ・・・御承知の大雅堂でも今でこそ大した画工であるがその当時毫も世間向の画をかかなかったために生涯真葛が原の陋居に潜んでまるで乞食と同じ一生を送りました。

      夏目漱石「道楽と職業」