《動詞「さ(然)り」の已然形+接続助詞「ば」から》
[接]
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1 前述の事柄の当然の結果として起こることを表す。そんなわけで。そうであるから。だから。
「—賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由て出来るものなり」〈福沢・学問のすゝめ〉
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2 話題を転じるときに用いる。それでは。さて。ところで。「—出かけるとしよう」
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3 意外なことなどを感情をこめて述べるときに用いる。いったい。そもそも。
「—こは何事ぞ。日本国をしづむる事、義仲、義経がしわざにあらずや」〈平家・一一〉
[感]相手の言葉に答えて発する語。さよう。そう。いや。
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「『権三殿は御存知ないか』『—、存じたとも申されず、存ぜぬとも申されぬ』」〈浄・鑓の権三〉