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しっ‐かい【×悉皆】 の意味

  1. [副]
  1. 残らず。すっかり。全部。
    • 「少しも包み隠さず、―話して了 (しま) って」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉
  1. まるで。
    • 「白いふんどしで、かごの胴中をくくった所は、―おやしきの葬礼といふものだ」〈滑・膝栗毛・三〉
  1. (あとに打消しの語を伴って用いる)全然。まったく。
    • 「―それは武士たるもののしわざならず」〈浄・凱陣八島〉

しっ‐かい【×悉皆】の慣用句

  1. しっかいじょうぶつ【悉皆成仏】
    • 《「草木国土悉皆成仏」の略》万物ことごとく成仏するということ。
  1. しっかいや【悉皆屋】
    • 江戸時代、大坂で染め物・洗い張りなどの注文を取り、京都の専門店に取り次ぐことを業とした者。転じて、染め物や洗い張りを職業とする人。
  • しっ‐かい【×悉皆】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・『取彼乳糜如意飽食、悉皆浄尽。

      芥川竜之介「俊寛」

    • ・・・ お徳は待ってたという調子で「あア悉皆内へ入ちゃったよ。

      国木田独歩「竹の木戸」

    • ・・・併しそれも唯机に対って声さえ立てて居れば宜いので、毎日のことゆえ文句も口癖に覚えて悉皆暗誦して仕舞って居るものですから、本は初めの方を二枚か三枚開いたのみで後は少しも眼を書物に注がず、口から出任せに家の人に聞えよがしに声高らかに朗々と読んで・・・

      幸田露伴「少年時代」