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いおう〔いわう〕【硫黄】 の意味

  1. 酸素元素の一。単体は無臭の黄色結晶。温泉や火山帯に産する。水には溶けない。斜方硫黄・単斜硫黄などの同素体がある。空気中で熱すると青い炎をあげて燃え、悪臭のある二酸化硫黄亜硫酸ガス)を生じる。火薬・マッチ・医薬品の原料、ゴム製造などに使用。元素記号S 原子番号16。原子量32.07。
  1. [補説]古くは「ゆわう」と発音し、「ゆあわ(湯泡)」の音変化したものか。

いおう〔いわう〕【硫黄】の慣用句

  1. いおうか【硫黄華】
    • 硫黄の蒸気を急冷し固化させて得られる黄色の粉末。天然には硫黄泉の噴出口にみられる。昇華硫黄。
  1. いおうさいきん【硫黄細菌】
  1. いおうさんかぶつ【硫黄酸化物】
  1. いおうさんじゅうご【硫黄三五】
  1. いおうせん【硫黄泉】
    • 泉質の一。硫黄分を多く含む温泉。広義には硫化水素を含むものもいう。皮膚病や神経痛に効く。草津・日光湯元温泉など。
  • いおう〔いわう〕【硫黄】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 坐浴に使う硫黄の匂いは忽ち僕の鼻を襲い出した。

      芥川竜之介「歯車」

    • ・・・ 菊枝は、硫黄ヶ島の若布のごとき襤褸蒲団にくるまって、抜綿の丸げたのを枕にしている、これさえじかづけであるのに、親仁が水でも吐したせいか、船へ上げられた時よりは髪がひっ潰れて、今もびっしょりで哀である、昨夜はこの雫の垂るる下で、死際の蟋・・・

      泉鏡花「葛飾砂子」

    • ・・・…… 二階の窓ガラス越しに、煙害騒ぎの喧ましい二本の大煙筒が、硫黄臭い煙を吐いているのがいつも眺められた。

      葛西善蔵「贋物」