- 債券運用において、利子及び元本を回収できるまでの期間を現在価値で加重平均したもので、将来受け取る予定のキャッシュフロー(満期までのそれぞれの期間においては利子、最終年は利子 + 元本)を最終利回りで割引いた現在価値に、実際に受け取ることができるまでの期間(経過年数)を乗じたものを、それぞれの期間において発生する現在価値の合計で割ります。これは債券投資の平均回収期間を表わします。また、デュレーションは、金利の変動に対する、債券価格の変化率を表す指標としても用いられます。これは修正デュレーションと呼ばれるもので、デュレーションを( 1 + 最終利回り)で除して求めることができます。
例えば、修正デュレーションが1の場合、金利が 1%上昇すると価格は概ね 1%下落することとなります。修正デュレーションが大きいということは、金利リスクが大きいことを示します。
なお、MBS、ABSなどについては実効デュレーションを用います。実効デュレーションとは、期限前償還などのオプション性の影響を調整したものです。
例えば、残存期間3年、利子3%(年 1 回)、最終利回り4%の債券のデュレーションと修正デュレーションは次のように求めることができます。
経過
年数 キャッシュフロー 現在価値 デュレーション 修正デュレーション
1年 3円(利子) 2.88円
(3÷(1 + 0.04)) 0.03年
(2.88÷97.22) 2.91
÷
(1 + 0.04)
2年 3円(利子) 2.77円
(3÷(1+0.04)2) 0.057年
(2×2.77÷97.22)
3年 103円
(利子 + 元本) 91.57円
(103÷(1 + 0.04)3) 2.83年
(3×91.57÷97.22)
合計 109円 97.22円 2.91年 2.80
(→ モーゲージ証券(MBS))