行雲流水の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

空行く雲や流れる水のように、深く物事に執着しないで自然の成り行きに任せて行動するたとえ。また、一定の形をもたず、自然に移り変わってよどみがないことのたとえ。▽「行雲」は空行く雲。「流水」は流れる水。諸国を修行してまわる禅僧のたとえにも用いられることがある。「流水行雲りゅうすいこううん」ともいう。
出典
蘇軾そしょく「謝民師推官しゃみんしすいかんに与あたうるの書しょ
句例
行雲流水、人生は旅なり
用例
苦沙弥君の文は行雲流水のごとしとありましたよ<夏目漱石・吾輩は猫である>

行雲流水の解説 - 学研 四字熟語辞典

①自然のままによどみなく移りすぎることのたとえ。②何事にも執着せずに自然のなりゆきにまかせて行動することのたとえ。③諸国行脚する禅僧のたとえ。
注記
「行雲」は、空に浮かび流れていく雲のこと。「流水」は、流れる水のこと。空に浮かんで流れていく雲や、流れる水のように自然によどみなくという意から。出典の「蘇軾そしょく、嘗かつて自みずから謂おもえらく、文ぶんを作つくるは行雲流水の如ごとし」による。
出典
蘇軾そしょく「与謝民師推官書しゃみんしすいかんにあたうるのしょ

行雲流水の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

空を行く雲と流れる水。物事に執着せず、淡々として自然の成り行きに任せて行動することのたとえ。「—の生活」

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。