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一夜十起の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

人間は多かれ少なかれ私情や私心に左右され、私心をすべて捨て去ることが難しいことのたとえ。▽「一夜」は一晩、「十起」は十回起きること。「一夜いちやに十たび起く」と訓読する。
出典
『後漢書ごかんじょ』第五倫伝だいごりんでん。「吾が兄の子常かつて病みしとき、一夜に十たび往くに、退きて安寝す。吾が子疾やまい有りしとき、省視せずと雖いえども竟夕きょうせき眠られず。是くの若ごとき者は豈に私無しと謂うべけんや」
句例
一夜十起の念
故事
中国後漢ごかんの第五倫だいごりんは、兄の子が病気のときは一晩に十回も起きて看病しながら、自分の寝床に入ると安眠できた。ところが自分の子供が病気になると、看病こそしなかったけれども、心配のあまり夜通し眠ることができなかったという故事から。
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